特定都区市内ゾーン

東京から大阪へのきっぷを買うと、「東京都区内」発「大阪市内」行きのきっぷが出てくると思います。この「東京都区内」などの考え方が「特定都区市内」という考え方です。
この考え方は、札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・北九州・福岡の各駅を基点に200キロメートル以上の各駅間相互のきっぷに適用されるものです。基本は各駅が所在している市内の駅ということになっているのですが、横浜市内駅に川崎駅などが含まれたり、広島市内駅に海田市駅が含まれるなど、必ずしも市内ではないようです。
これの利点は、例えば、天王寺から大阪・新大阪を経由して上野まで行く場合など、各基点駅から、もしくは各基点駅までの距離よりも長い距離を乗車する場合です。逆に蒲田から浜松まで行く場合など、各基点から、もしくは各基点駅までの距離よりも短い距離を乗車する場合は損です。
蒲田-浜松などのような場合は出発する駅から特定都区市内を外れた最初の駅までとそこから目的地までに分けると安くなる場合もありますので、時刻表で計算してみてください。
なお、特定都区市内発着のきっぷは該当する特定都区市内では途中下車が出来ませんので、ご注意ください。たとえば、仙台市内発新潟行のきっぷの場合、一度、仙台市内と指定された駅から乗車してしまえば、たとえ何か用事を思い出しておりたくなったからといって仙台などで途中下車することは出来ません。
もちろん、東京都区内発大阪市内行のきっぷで名古屋駅で途中下車することは可能です。名古屋市内駅発着ではないからです。あくまでこの規則はそのときに発着となる都区市内のみが対象なのです。
東京駅から100キロメートル以上200メートルに満たない距離については、山手線内発着という同様の規定も設けられています。


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