いざ機内へ

空港のアナウンスが「ANA全日空15便、大阪行、ただいまより機内へご案内いたします。」などのように空港のアナウンスが告げるといよいよ機内へと入ることになります。まだ保安検査(セキュリティチェック)が終わっていない人は出来る限り列の短いところに並びなるべく早く搭乗口へ向かいましょう。
券面で指定された搭乗口にはたいてい航空各社の地上係員(グランドホステス)がいて、各種案内を行っています。通常、中へ入るのは小さな子供を連れた人や障害のある方、スーパーシート予約者が優先となっています。
入り口には自動改札機があるので、地上係員へ券を渡して通してもらいます。自動改札はなんのためにあるのかが疑問に思われる方も多いようですが、おそらく席を予約した人が本当に搭乗したかどうかを機械的に読み取らせるためにあるのだと推測されます。ジャンボジェットですと500人以上が搭乗しますから、これを手作業で集計していたら目も当てられない惨状となります(;^^A
羽田空港や伊丹空港などの主要空港では通常、空港ビルに取り付けられた機内へと向かう長い(短い)デッキを進みます。飛行機の入り口では客室乗務員(キャビンアテンダント)が笑顔ででむかえてくれます。
羽田空港では、離発着する便が大変に多いため、すべての飛行機が直接空港ビルへ付けられるわけではありません。そのため、乗客数の少ない小中型ジェット機を使用する路線では沖合いに設置された搭乗用の施設まで空港内専用バスで移動し、搭乗するケースもあります。例えば羽田空港ですと搭乗口80番台と90番台(第1ターミナル)、100番台(第2ターミナル)がその対象です。この場合は早めに搭乗手続きなどが開始されますので、前節の時刻よりも概ね10分程度早めに行動するように心がけたいものです。なお、当然のことながらこのバスは搭乗口の自動改札機を通した後に乗るもので、空港施設上やむを得ず運行されているものですので無料で乗車できます。
また、例えば種子島空港や屋久島空港など、地方空港の一部や離島空港では空港の建物がバスの待合所のような簡易的なもので、搭乗手続き後、自分で直接歩いて飛行機に取り付けられたタラップを上って機内へ入る場合もあります。この場合、雨の日などは飛行機まで空港で貸してくれる傘を差して歩いていくという状況となります。羽田空港や伊丹空港などの大規模空港からは考えにくいとは思いますが、こうした光景があたりまえの空港もありますのでご注意ください。


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