旅館に泊まる

予約について

それでは、これから旅館を自分で予約し、チェックアウトして次へ旅立つまでを流れに沿って解説していきます。旅館の予約は電話もしくは旅行代理店、そしてインターネット上で行うことができます。

A.電話での予約

まず電話での予約方法ですが、これは泊まりたい旅館が決まっている時に用いると大変に有効です。どこにどのような旅館かがあるかは、時刻表の黄色のページへ広告として出ているほか、様々な出版社から旅館ガイドが出ていますので、それを参考になさってください。
電話予約では、あらかじめ自分で何らかの紙に以下のことを書いておくと戸惑わずにすみます。ただし、すべての項目を聴かれないこともあります。

自分の名前
漢字の説明も考えておくとベターです。(たとえば野村さんなら、野原の野に市町村の村などといった説明方法を考えておきます)
住所
普通は郵便番号からで、郡は省略してよいです。こちらも漢字の説明を。
電話番号
たまに日中連絡の取れる連絡先を聴かれることがあります。一人暮らしの場合は会社の電話番号もメモしておきましょう。
到着月日とおおよその到着予定時刻
時刻は変更しても文句を言われないので、着けそうな時間を30分単位くらいでメモしておけばよいと思います。
どこから旅館へ行くのか
普通は前の宿泊地をいえばO.K.です。自宅が前の宿泊地の時は「自宅から」といいます。
旅館からどこへ行くのか
次に泊まるところをいえばO.K.です。自宅へ帰る時は「自宅」といいます。
取りたい部屋の種類
ツインとかシングルなどといった区別です。ちなみにシングルは一人用。ツインはシングルベッドが二つある部屋。ダブルはダブルベッド(二人用のベッド)が1つある部屋。トリプルはめったにありませんが、シングルベッドが3つある部屋のことです。
何人で泊まるのか
ツインやダブルでも独りで泊まることができます。これをシングルユースといいます。また。一人簡易ベッドの設置で本来予定されている定員より1名多く泊まれるようにしてくれるところもあります。これをエキストラベッドといいます。
何で行くのか
電車か自家用車かバスかタクシーか徒歩か。それによって旅館への道順の案内を変えてくれます。

そして、予約が済んだら、必ずすべての項目を復唱してもらい、電話を受けた担当の方の名前を確認しておきましょう。万が一予約されていなかったなどのトラブルの時に担当者がわからないと泣き寝入りをしなければならないこともあるからです。
そして、このメモは聴かれた項目の頭に丸をつけて大事に保管しておきます。メモをきちんと保管してチェックインのときに持っていくと何かあったときに役立ちます。なくさないように気をつけてください。

B.旅行代理店での予約

次は旅行代理店を使った時の予約方法です。
旅行代理店の予約ですが、泊まりたい場所に旅館がみあたらないときやどこでもいいから予算の範囲内で適当な場所に宿をとりたいとき、いくつかの旅館をさまざまな角度からじっくり比較検討したいときなどに有効利用できます。
旅行代理店へいくと、宿泊場所と予算、部屋の種類(シングルかツインかなど)をたずねられます。
そして、その条件に合う旅館を提示してくれるので、条件などを確認して選択します。
予約が済むとその場で清算、宿泊クーポンと呼ばれる宿泊確認証の発行となりますが、この時、手配料として540円(税込み、JTBの場合)取られますので、注意してください。
宿泊クーポンを渡してもらったら、それをなくさない様に気をつけてください。そのクーポンがチェックイン時の予約の確認となり、なくしてしまうと、泊まれなくなる可能性もあります。
最近では、チェックアウト時に税金を支払うようになっているようです。その場合、クーポン券発行時には税金を差し引いた金額が請求されます。
また、最近ではインターネットでの予約も一般的になりました。多くのサイトが存在していますので、次節で解説していきます。

インターネット予約

最近ではインターネットでの予約も一般的になりました。
インターネット予約の利点はなんと言っても24時間いつでもどんなところからでも予約ができるということですね。また、大体の予算や地域を指定するだけで候補がいくつも示されるという利点も見逃せません。もし宿を指定して予約がいっぱいでも代替の宿が提示されるなどインターネットならではの利点も数多くあります。

最大手は「楽天トラベル」です。最大手だけあって、宿泊のみの簡素旅館から高級旅館まで、様々な旅館が予約可能です。また、楽天トラベルには当日予約で大幅割引などというサービスも提供されています。さらに便利なのは航空券などとセットで予約が出来る「ANA楽パック」「JAL楽パック」というプランも用意されている点です。一度に航空券まで予約できるのは旅程決定においてかなりのメリットです。

トクー!」というサイトも大幅割引で注目を集めています。ゴールデンウィーク時には1泊1200円という予約が行われ、多客における激安提供に驚きの声が漏れましたが、有料会員制がメインのサービスとなっています。ただ、それを割り引いても全体的に割引価格で提供されており、年に2、3回旅行をする人ならすぐ元が取れるでしょう。
これらのサイトの隆盛に刺激されたか、ポータルサイト最大手のYahoo!Japanも「Yahoo!トラベル」というブランドで参入を果たしました。求人サイトなどが有名なマイナビの「マイナビトラベル」も使い勝手が良いという評判です。
また、「高級旅館格安予約サイト」と銘打った「一休.com」や「Relux」のような高級な宿を割安で泊まれるようにしているサイトもあり、ネット予約サイト戦争が勃発しています。

こうした動きに従来から営業している大手旅行代理店もネット予約を次々と充実させています。
大手旅行会社である日本旅行は各旅行会社の中でもいち早くオンライン特化型予約サイトを開設したことで知られています。
最大手のJTBは「【JTB】バリアフリー特集」「露天風呂付き客室」「JTBがおすすめする温泉宿」などのように多数の提携先旅館から独自の視点から選んだ宿をまとめて紹介しています。サイトの構成は最大手の信頼感を全面に打ち出しており、利用者は安心して宿選びができるようになっています。

また、近畿日本ツーリストは「にごり湯・秘湯・混浴のある宿」「源泉かけ流しの宿」等のような前述の2社とは違った視点から宿の情報を提供しています。独自の宿泊プランも提供しているようで、目が離せません。

最近増えているのが、旅行情報誌が開設している予約サイトです。リクルートのじゃらんが提供している「じゃらんパック」や旅行ガイドムック「るるぶ」の出版元であるJTBパブリッシングの「るるぶトラベル」といったところが開設していますが、紙面と連動した企画など、手元の雑誌で確認したあと、オンラインで手軽に予約ができるというのが売りになっています。雑誌でゆっくり比較検討をした上で予約だけは簡便にしたいという方にお薦めできます。

加えて近年登場しているのが広く浅くではなく、狭く深いターゲットに対する予約サイトです。特に際立った特色を持っているのは、「平日休みの方の為の宿泊優待サイト」と銘打ったゆめやどです。平日の予約に限って、かなりの値引率を実現しており、平日の旅行が可能な方にとってはかなり格安で宿に泊まれるという夢のようなサイトとなっています。

これらのオンライン予約サイトは、それぞれのサイト毎で予約方法が異なりますので、個々では詳細を説明できませんが、どのサイトもできる限り判りやすくしているようです。こうした会員制予約サイトをそれぞれの特色をにらみながらうまく使い分けをしてより安く泊まり、その費用をもう一泊分に回したり、より旅の中身をグレードアップさせるなどの工夫をしたいものです。