初心者でもわかる国内旅行の常識と知恵について

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初めて旅行する方が知っておきたい事柄をまとめました

この章では旅へ出る上での豆知識や意外と見落としがちな盲点を紹介していきます。

カバンは重要

荷物を入れる旅へ出る上で最大の仲間――それがバッグです。
しかし、意外と安易に「何でも入るものならいいんだよ。」と考えている方がいらっしゃいますが、けしてそうではありません。バッグは常に持ち歩かなければならないものですので、旅の成否を占う上でかなり重要なキーポイントと言えます。
それでは、どんなのが良いのでしょうか。
デザインやポケットの数、大きさなどはいろいろとアドバイスする人によって異なります。しかし、旅の玄人がほぼ共通していうことに「背負えるものが良い」というポイントがあります。
普段からディバッグを使っている方ならわかるのですが、リュックサックの利点は以下のような点が上げられます。

1.両手があく
肩掛けだと片手が使いにくいし、手持ちだと片手がまったく使えない。
2.コンパクトになる
だいたい人の肩幅程度の幅と背中程度の高さになるため、普通に道を歩いていてもすれ違う人の迷惑にならない。その他のかばんだと、横幅をとって案外邪魔になる。
3.置き引きの心配がない
常に背中へ携帯しておけるため、トイレなどでも安心。

こんなところでしょうか。
ただし、一点だけ注意を。背中へ荷物があるということは後ろに立つ人には迷惑になります。そこで、混雑している場所や行列などでは上についている取っ手のようなものを持ち、前に回してぶら下げるようにしてください。みんな旅を楽しみたいですからね。

旅先でのお金

旅に出るとどうしても多額のお金を持っていないといけないですよね。それがものすごい不安だというかたも多いと思います。
まず、手元に置く現金は2万円程度にして、郵便局に入れておくというのはひとつの手です。郵便局ならば土休日でも無手数料で引き出し可能です。
また、一番多額の出費が要求され、現金が必要となるホテル代はクレジットカードで支払ってしまうという手もあります。ほとんどのホテル・旅館でクレジットカードが使えますし、宿によっては事前に本来の宿泊金額よりも多めに支払わなくても済むというメリットもあります。
実際にはVISAあるいはマスターのいずれか一種類とJCBを持っていれば用が足ります。どうしても心配な人はVISAとマスター、そしてJCBの3種類を持っていけばよいでしょう。多くのホームページではクレジットカードについて、1種類のみを進めているケースが多いようです。特にJCBについては薦めていないケースがあるようなのですが、このページでは以下の2点からJCBも持っていかれることをお薦めいたします。
VISAとマスターが全世界のクレジット会社をまとめる単なるブランド名なのに対して、アメリカンエクスプレス、ダイナースと並び、JCBは一社で国際ブランドとなっています。そのため、VISA・マスター提携カードが海外での割引サービスや電話サポートなどにどうしても甘い点があるのに対して、JCBは主要都市に設置された「JCBプラザ」をはじめとした、会員専用サービスが大変に充実しています。特に「JCBプラザ」は必見です。「JCBプラザ」とは、日本人観光客でJCBのカードを持つ人を対象とした専用サロンです。わたしも海外で利用していますが、レストランの紹介サービスがあったり、JCB特別割引のあるブランドショップを紹介してもらえたり、日本の衛星版新聞があったり、と海外旅行の拠点として極めて便利に利用できます。
それならば海外で通りのよさそうなアメリカンエクスプレスダイナースでも良いではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。これらのカードは海外ではそれなりに使えるものの国内ではJCBの足元にも及ばない加盟店数しかありません。クレジットカードは国内でも使用するものですから、国内加盟店の数のことも考えるとJCBは必須といえます。特に地方ではまだまだJCBが強く、JCBしか使えないホテルや旅館も実は結構存在しています。
これだけメリットのあるJCBですが、日本中で強いかといわれると最近では地方の老舗とは逆に東京都心部などではVISAやマスターしか使えない店も存在しています。そのため、JCBとともにVISAあるいはマスターをあわせて持参されることをお薦めしているのです。
2枚所持する場合は、通常の使用状況に応じてカードを選択するのが賢い方法です。例えば、楽天での買い物が多い場合には楽天カード楽天プレミアムカードにするのが一番賢いやり方ですし、特に信用や安心をメインに考えたいのであればUCプラチナカードといった選択もありです。また、地域などが限られますが、東急電鉄の沿線に住んでいたり、東急ストアや東急ホテルの利用が多い場合には東急カードというチョイスも現実的な選択肢として面白いと思います。

保険は掛けよう

海外旅行の場合は多くの人が掛けている旅行傷害保険ですが、国内では掛けていない方も多いようです。国内でもどのような事態になるかわかりません。
もし、クレジットカードに保険が付帯している場合はそれでも良いとは思いますが、出来れば掛け捨ての旅行保険を事前に掛けておくことをお薦めします。海外に比べて国内旅行傷害保険を掛ける機会はなかなかないかもしれませんが、空港には自動的に保険を掛けられる機械が設置されていることが多いようですので、そこで掛けるというのは手軽です。
保険など面倒だとおっしゃらずに念のためかけておくことをお薦めいたします。

外湯・公衆浴場のマナー

「外湯」「公衆浴場」などと称される不特定多数の人と共同で使用する浴場、すなわち共同浴場に関するマナーを書いておきます。
まず、銭湯や外湯など特有のマナーです。
銭湯や昔ながらの温泉場にある外湯は、観光客対象に建設された施設はあまりなく、地元の人を対象にしたものがほとんどです。こうしたところを利用する際は地元の人が最優先であることを忘れないでください。我が物顔で利用している旅行者を多々見かけますが、そうしたことを繰り返しているととても風情のあるところが旅行者を断ってしまう可能性があります。
次に共通のマナーです。
大浴場は基本的に共同利用です。脱衣場のかごやロッカーなどは一人で1つがマナーです。いくつもいくつも使っている人が多いようですが、これは問題外です。
浴場の入り口に扉があって、閉まっていたときはちゃんと閉めましょう。早く入りたいのは判りますが、冬場などはせっかく暖まっている脱衣場へ寒い風が入ってきてとても迷惑です。
中へ入ったら、とりあえずまず体を流しましょう。そのまま湯船に浸かる人を見かけますが、不衛生ですし、なにより見ていて気持ちのよいものではありません。
湯船にはタオルをつけてはいけません。よく旅番組で女優などがタオルをつけているところを流しますが、これにだまされてはいけません。タオルをつけるのはとても不衛生ですし、湯船のお湯が汚れる原因にもなります。また、タオルが色に染まってしまう可能性もあります。
出るときには浴場内でよく体を拭いてから出ましょう。そうでないと脱衣場が水浸しになります。水浸しになると滑りやすくなるので危険です。
ちょっとした気遣いでみんなが温泉や銭湯を楽しめます。気をつけていきたいものですね。

荷物を減らすには

荷物を減らす……旅へ出る方が共通して悩むところです。
まず、現地で購入できるものは出来る限り持っていかないようにするというのが一番です。コンビニエンスストアや駅の売店など購入する機会の多いものやホテルや旅館などに置いてあるタオルやドライヤー、石鹸なども対象にして良いと思います。
次に上着やズボン、スカートなどは半分で良いでしょう。実際にはそれほど汚れませんし、もしホテルでシングル利用などであれば部屋に入り次第、風呂場で軽く洗い、ハンガーに掛けて部屋の中へ干しておきます。たいていの場合8時間程度でほとんど乾きます。
初めから持っていける許容範囲のカバンしか用意しないのも良い方法です。人は不思議なもので大きなカバンがあるといっぱい詰め込んでしまう癖があります。ですから初めから量を減らしておくことで自分にプレッシャーを掛けるというのも手です。
あとは持っていったものをリストにし、どの程度の回数使用したかもメモして、回数が1、2回程度のものは持っていかないようにするという方法を取ることも解決の一歩になります。旅先にいるですから多少の不便は我慢できると思います。
持ち物を減らすには多方面からの自分へのプレッシャーと自己管理が重要になります。がんばってみてください!

街歩きのときに

街を歩くときに道に迷ってししまうことが多いという方はかなりの数になります。ここでは迷わない街の歩き方を説明します。街歩きが苦手の方にもわかりやすく解説していますのでかなり長い文章になりますがじっくり読んでみてください。
はじめに、注意点を3点ほどあげておきたいと思います。
まず、旅先で街を歩く前に地元を歩いておくことというのをあげたいと思います。なぜかといいますと、いきなり旅先で知らない土地を歩きますと、どうしても「ポイント」がつかめず、なかなか楽しくなりません。でなければ、一般に回るポイントを巡回することになってしまいます。地元を見ておくと自分の街と訪れた街とを比較対照してみることも出来ますし、何より、まずは案外見逃している自分の街を再発見することが大事だと思います。
次に何かテーマを持った方がより面白くなります。私は現在では特にテーマはなく、強いて云えば、街が「生きている」か「死んでいるか」などといったことに主眼を置いてみています。でも、最初は何か「これを見る」というのを決めたほうが良いでしょう。たとえば、寺・神社などといったものをテーマに見るのも面白いと思います。それから、友人では木を見るというのもおります。あとは学校を見るとか、役場・公民館などの公共施設、道自体ももちろんテーマになります。私の最初のテーマは第1回で書いたとおり郵便局でした。
最後に、街の人と会って、あいさつをされたときは必ず「こんにちは」でもいいのであいさつを返してほしいということを書いておきたいと思います。
実際に街歩きをしてみましょう。
まずは初心者の方のために簡単な街歩きの方法からです。
仮に列車でどこからか駅に着き、ここで別方面の列車に乗り換えるという設定にしましょう。乗換え時間が60分強あり、駅にいるのもばかばかしい……。そこで街を歩いてみようということになりました(強引ですがf^^;)。
駅の改札を出て、まずは駅舎の中を見渡します。たいてい改札の前は大きくオープンスペースがとってあります。きょろきょろ見渡すとたいてい駅周辺の地図があります。駅の地図を見ると名所旧跡のほか、広告主の店舗の場所などが載っています。
テーマがある人はそのテーマの、ない人は気になったものの場所へ向けてとりあえず歩き始めます。歩くときはできるだけきょろきょろしたほうがいいですね。妙なものを見過ごしたりします(^_^)。
今回は60分の持ち時間ですから、大体20分くらい歩いたところで駅の方向へ引き返します。たとえ目的地に着いていなくても戻りましょう。そうでないと帰りは走ることになり、同じ道を逆方向から見る楽しみが半減します。
そうして、帰りは気になった店や場所、ものをじっくり見ていくようにするのです。20分てくてくまっすぐ歩いてきた道を40分かけて戻るのですから、ゆっくりいろいろと見て歩くことができます。
喫茶店でコーヒーを飲んでもいいですし、土産物店を冷やかしてもいいですし、ぽつんとある旧跡と立て看板を眺めていてもいいわけです。
何度かそれを繰り返していると体が街歩きの方法を覚えていきます。そうなればしめたものです。あとは出来るだけいろいろな街を歩いて慣れるだけです。どんな人でも一人で街歩きできるようになりますのでがんばってみてください!

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